岡山県内の男性が日本紅斑熱を発病し、県や保健所は注意を呼びかけている。(参考:女性のワークライフバランスを考える 「女性医療フォーラム」開催/岡山)
日本紅斑熱は夏から初冬に病原菌を持ったダニなどに刺されることによって発病する。2日~8日で全身に発疹ができるほか、発熱などの症状も見られるようになる。国内では1984年に徳島県で確認されて以降、毎年100例以上の発症の報告がなされており、岡山県内では2009年に確認された2例に次ぐ3例目だという。
県の発表によれば、男性はマダニに刺されたとみられ、高熱や発疹などの症状が現れて病院を訪れたものの、症状が改善しないため26日から入院していた。同月中旬の農作業の際に刺されたことが原因と見られるが、現在は回復し、すでに退院している。
予防するためには、長ズボンなどを着用して肌の露出を抑えることが有効といわれている。