2016年、開業を目指し、開業後は年間200~300人の治療を見込んでいる。
(参照:「がん患者の自己負担、年100万円 30人に1人が経済的理由で治療を断念」)
岡山大 と津山中央病院 が、放射線の一種、陽子線を照射してがんを治療する「 がん陽子線治療センター」を共同で同病院に設立すると発表した。読売新聞によると、このような医療施設は中四国で初めての試み。陽子線治療は、X線を使った従来の放射線治療に比べ、正常な臓器で放射線障害が起きにくく、副作用が少ないとされる。治療に健康保険は適用されず、費用も250~300万円かかるが、民間医療保険の特約を利用して、受診する患者が大半だ。このセンターは3階建てで、延べ約3600平方メートルの広さを要する。建設費と治療装置費など約50億円は津山中央病院が負担する。今後、津山中央病院は岡山大学に寄付講座を開設。寄付講座の大学教員ら約5人がセンターで治療や研究を行うようだ。