2015年には肥満が増えた社食 に厚生労働省・保健所 が指導すると発表があった。
(参照:「健康嗜好が顕著に。病院食のレシピ本が大人気」)
メタボリックシンドローム対策の新しい試みが発表された。厚生労働省は文部科学省などと連携し、肥満ややせの人の割合が増えた給食や社食の提供施設に対し、保健所が指導、助言する新制度を2015年度から全国で導入すると発表した。
読売新聞によると、今回の目的は健康的な給食などを通じて体重管理を促すこと。学校や企業などが身体データに合わせた栄養管理を行えるようにし、生徒や社員らの健康増進へとつなげる。新制度では、給食を出している小中高や保育園、社員食堂などが対象。健康診断の結果から肥満ややせの割合が前年より増えた施設に、報告を受けた保健所の管 理栄養士が改善を促す。例えば、カロリーを抑えた献立作りや、栄養バランスのとれた食べ方を書いたプレートの設置を指導する。
肥満の目安となる指標は、体重や身長から算出する体格指数(BMI)や、身長別標準体重を使って割り出す肥満度などを採用する。