石川県関係国会議員と県が意見交換を行う県政懇談会が8月4日、金沢市の県地場産業振興センターにて開催された。
そこで、ドクターヘリ についての議論が持ち上がった。(参照:鹿児島県、ドクターヘリの運用を開始)
谷本知事はこれまで、ドクターヘリ導入に一貫して消極的な立場を取っていたが、県選出国会議員が求めるドクターヘリ導入へ“歩み寄り”を見せた形となった。読売新聞によると、自民党の岡田直樹県連会長はドクターヘリの導入について、拠点とする基地病院や、組織体制などを示した具体案を提示したようだ。
さらに、「この場で答弁を求めるのではなく、一緒に連携をしようということだ」とコメント。知事へ国会議員と県側による研究会の実施を要請した。一方、谷本知事はまずは医師不足の解消など、地上での救急医療体制の整備が課題との認識を示したうえで、「連携は大いに結構。検討させていただいきたい」と応じた。石川県において、ドクターヘリの導入への小さな一歩となった。