日本臓器移植ネットワークが脳に十分な酸素が供給されない低酸素脳症で入院していた15歳未満の少女の臓器を提供すると発表した。(参照:「改正臓器移植法施行されてから3年。小児臓器提供の実情とは!?」)
低酸素脳症で長崎大病院に入院していた15歳未満の少女が改正臓器移植法に基づき、脳死と判定されたと日本臓器移植ネットワークが発表した。15歳未満の脳死判定は国内で3例目で少女は初めてのケースとなるようだ。
読売新聞によると、長崎大病院で10日午前4時20分頃から臓器の摘出手術が行われ、心臓や肺、肝臓などの6臓器が移植される予定だ。「娘の夢は看護師でした。臓器提供を通じて、人助けができればと思い今回の決断に至った」と家族のコメントも発表している。