青森県立病院が新生児搬送にドクターヘリを活用。機材の不備や認可の関係で実施が見送られてきたが本格運用の準備が整ったようだ。(参照:「石川県が「ドクターヘリ導入」研究会を検討」)
ヘリポートを利用するメリットは、陸送と比較すると搬送時間が明らかに短縮される上、揺れによる新生児への負担も緩和される。ヘリには専用の保育器を積載するようだ。読売新聞によると、治療経験が豊富な青森県立病院の新生児集中治療室に、各病院から体重1,000g未満で生まれた未熟児らを受け入れるという。
また、各病院から緊急手術が必要な新生児を小児外科のある弘大付属病院に搬送も行うようだ。年間10件前後の出動予定だという。ヘリポートを利用できる「八戸市立市民病院」「むつ総合病院」「三沢市立三沢病院」「弘前大医学部付属病院」と連携することも発表があった。本格運用に向けた模擬訓練がすでに行われ、関係機関が連絡の手順や搬送の流れも確認している。