兵庫県の県立こども病院で生後1ヵ月女児に10倍の抗生物質を投与して、足の指を壊死させる医療ミスが発生した。
(参照:「10月開講!兵庫医科大が「手術看護の専門家」を養成すると発表」)
県立こども病院で、生後1ヵ月の女児に誤って通常の10倍の量の抗生物質を投与し、副作用のために足の指3本を壊死させる医療ミスがあったと兵庫県が8月21日に発表した。今後、女児は、歩行に影響が出るとみられる。読売新聞によると、先天性心臓疾患で入院し、発熱していた女児に対し30歳代の女性医師が抗生物質バンコマイシン40mgの投与を決め、20歳代の女性看護師に準備を指示した。
しかし、その伝達が正しく伝わらず、看護師は400mgを用意し、医師が右足首から全て点滴。3日後に看護記録を調べて過剰投与が発覚した。今回の一件は、医師と看護師の意思疎通ミスが原因で起きてしまった。