近年、女性の出産は高齢化傾向だ。そこで、 日本生殖医学会が、健康な未婚の成人女性が、将来の出産に備えるために行う 卵子の凍結保存を容認する指針案をまとめた。
(参照:日本不妊カウンセリング学会が「第12回日本不妊カウンセリング学会」を開催発表)
晩婚化で出産年齢が年々上がり遅くなっている現状に、卵子保存は少子化対策への一助になるのか!?卵子保存は、今後、実施施設が増えることが予想されることから、日本生殖医療会は指針案を作成したようだ。読売新聞によると、現在は卵子の凍結保存については、不妊治療を目的とした夫婦と、治療で卵巣機能が失われる恐れのあるがん患者にのみだけ。未婚の女性に対する見解が示されたのは初めてとなる。
具体的な案だが、健康な女性の卵子の凍結保存は認めて、採卵時の年齢が40歳以上は推奨できないと定めた。凍結した卵子を解凍して受精させ、子宮に戻す年齢については、高齢出産のリスクを避けるため45歳以上は勧めないとしている。今後、この指針案を女性たちはどう受け止めるのか、医療界から注目されている。