千葉県柏市で先月下旬餓死した2歳の男児の母親が、妊娠中や出産後に検診も受けず、また市が無料で提供している予防接種も受けていなかったことが6月8日、明らかとなった。千葉警察警柏所は育児放棄の可能性もあると見て、捜査を進めている。
県警や市の発表によれば、男児は2008年7月生まれで、死亡時の体重は同年代の男児の平均体重の半分以下しかなかったため、死因は餓死と見られる。市は産院から検診が十分でないという通報を受けたため、担当者が訪問して支援を申し入れたものの、毎回父親に玄関先で対応されたため男児の健康状態を確認することはできなかったという。
男児の父親は病院への不信感があったため治療を受けさせなかったとしている。