日本医療機能評価機構が薬投与量ミス・転倒などの医療事故(2012年度)が2882件と発表した。
(参照:日本医療機能評価機構が「産科補償制度アンケート」を集計・発表)
「日本医療機能評価機構」とは、病院をはじめとする医療機関の機能 を中立的な立場で評価し、その結果明らかとなった問題点の改善を 支援する第三者機関。同機構が8月28日、2012年に報告された医療事故の件数が、全国926医療機関で合計2882件だったと発表した。この件数は、1年分の報告件数をまとめ始めた2005年以来、過去最も多い。主な事故内容だが、「薬の投与量の間違い」「移動時の転倒」などの割合が多く占めている。
また、直接的に患者に影響はなかったが、一歩間違えれば医療事故につながりかねない「ヒヤリ・ハット事例」の報告は昨年、559医療機関から計69万109件寄せられ、こちらも過去最多件数だった。