福井大学医学部と、ロシア医学アカデミーのシベリア支部が医療学術協定を結んだと発表があった。
(参照:金正日総書記の担当医、シンガポールで研修受けていた)
詳しい内容だが、読売新聞によると、ロシアでは治療が難しい患者の受け入れ、日本・ロシアの医学生らの交換訪問など、臨床・研究両面での協力を目標とする学術交流協定を結んだ。
この協定が結ばれたことにより、医学部は国際貢献活動の一環として脳神経外科を中心に治療が困難な患者を受け入れ、難病患者の来日手続きを簡略化するよう国に働きかけることができるようになる。さらに、脳神経外科や、ロシアが豊富な治療実績を持つ整形外科や外傷学の分野で協力して症例研究を行い、日本・ロシアの人材交流を密接に図っていく。
8月29日に行われた調印式では、山口明夫医学部長は「次世代を担う研究者や医師をサポートしたい」、ヴラディミール・ソロコヴィコフ副センター長は「教育や医学の発展に大きなステップを踏み出せた」とコメントしている。