ネット依存症は現在、国内には治療する医療機関が少なく、治療に当たる人材も不足している。
(参照:日本うつ病学会が「第10回日本うつ病学会総会」開催を発表)
インターネットの普及は目覚ましいものがある。だがしかし、その発展によって新しい弊害も起きている。長時間没頭する「ネット依存」だ。ネット依存は、睡眠不足など健康への悪影響に加え、引きこもりや不登校の原因になるという指摘もある。「ネット依存治療部門」を抱える神奈川県横須賀市に位置する国立病院機構久里浜医療センターでは全国各地相談が殺到しており、依存脱却に向けた様々な取り組みが進められている。産経新聞によると、ネット依存はアルコール依存と同じぐらい、依存性が高いという。重度のネット依存に陥ると、食事や睡眠をとらず倒れるまでネットをやり続けるようだ。
専門家によると「ネット依存を知らない人がまだ多く、潜在的な依存者が多いという。行政機関などと連携し、広報啓発を図ることが重要だ」と語っている。