国連合同エイズ計画が、エイズウイルス(HIV)の感染状況に関する最新の報告を発表した。
(参照:HIVで退職余儀なくされた看護師が病院を提訴)
予防対策や治療薬の普及が功を奏し、HIV患者が全世界で減少しているようだ。2012年の1年間に世界全体で新たに感染した人は約230万人で、国連エイズ特別総会で対策強化が宣言された2001年(約340万人)より3割減少している。中でも14歳以下の子どもの感染者数が激減している。2012年に新規感染した人数は約26万人で、2001年と比べてほぼ半分の数になっている。昨年時点の感染者総数は約3500万人で、約7割がサハラ砂漠以南のアフリカの感染者が占めているという結果となった。