川崎重工業(兵庫県神戸市)とシスメックス(兵庫県神戸市)は21日、医療用ロボットの開発・製造・販売に関するマーケット調査会社、メディカロイド(兵庫県神戸市)を共同設立したと発表した。
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医療用ロボットは近時、低侵襲治療の拡がりの中で注目されており、安部政権も医療機器産業を国の戦略産業として位置付けている。このような環境下で両社は、川崎重工のロボット技術とシスメックスの検査・診断分野での技術力のシナジー効果により、医療用ロボットの世界市場にも目を向けて今回の提携に踏み切った。
両社は既に2012年度より医療用ロボット研究会を立ち上げて、医療用ロボットの事業化などの検討を重ねて来ている。神戸ポートアイランドの神戸医療産業都市に事務所を置いて、当面は医療用ロボットの製品企画に注力、2015年度から順次、製造・販売へと移行するとしている。今回の新会社で、2030年に売上高1,000億円を目指すとしている。