医療向けクラウドサービスなどを展開するエス・アンド・アイ(S&I 東京都中央区)は22日、診療所向け電子カルテサービス「Karte Cloudサービス」の基盤ソフトウェアを11月から切り替えると発表した。従来のWindows、Mac OSに加え、iPhone/iPad(iOS)やAndroid端末でもKarte Cloudを利用できるようにする。(参照:アイデムエキスパート、薬剤師専用スマホサイトを開設)
Karte Cloudは2011年1月に提供が開始されたもの。オープンソースソフトウェア「OpenDolphin」をベースとするクラウド型電子カルテサービスだ。
同社は今回、Karte Cloud の基盤ソフトウェアをRIA(Rich Internet Application)構築用プラットフォームの「JavaFX」ベースに切り替える。これによりiOSやAndroid端末でも利用できるようになるほか、従来よりも操作性が向上するという。また、日医標準レセプトソフト「ORCA」との連携も強化する。その上で、月額利用料は据え置き、従来と変わらない3万6,000円(税別)から。今後、スマートデバイス専用ビュワーや、スマートデバイスで読み書き可能なカルテアプリケーションを来年1月までの間に配布する予定だという。