札幌市消防局は6月12日、指令情報センターの男性職員が救急患者の受け入れ先を間違え、患者の病院到着が10分後れるというトラブルが発生したことを公表した。患者は病院到着後死亡が確認された。
発表によれば患者は札幌市北区の50歳代の男性で、6月11日の夕方に妻から119番があったという。救急隊が到着後、同センターの職員が心肺停止状態の患者の搬送先の病院の受け入れ体勢を確認したのだが、職員は本来の受け入れ先と別の病院名を救急隊に伝えた。その病院へ向かう途中で、向かっていた病院から要請を受けていないという連絡があったことから、ミスが発覚した。
その後救急車は本来の受け入れ先へ方向転換したが、遠回りとなったため到着時間は予定より10分ほど遅れたという。消防局長は、死亡とミスの因果関係の調査を行うとコメントしている。