健康が注目され、それに伴い運動をする人も多くなってきたが過度な運度は悪影響を及ぼす可能性もあるという報告を英国医師が発表。
スイス・ローザンヌ大学社会・予防医学研究所のArmaud Merglen氏は11月20日発行の英医学誌「Archives of Disease in Childhood」にて最適な運動は週14時間と発表した。
(参考:日本周産期メンタルヘルス研究会が「第9回日本周産期メンタルヘルス研究会学術集会」開催を発表)
調査は2009年2月~10年1月にスイス在住の16~20歳の1,245人を対象に1週間当たりの運動時間を集計。
参加者はスポーツ施設・インターネットから募集を呼びかけた。0~3.5時間、3.6~10.5時間、10.6~17.5時間、17.5時間超の4つに分類した結果、メンタルヘルスが最も良好だったのは10.6~17.5時間の人たちであり、続き3.6~10.5時間、17.5時間超、0~3.5時間となった。
Merglen氏ら研究グループは、「10.6~17.5時間の人たちの平均値から、メンタルヘルスを保つために最適な運動時間が14時間である可能性がわかった」とコメント。今回の調査での限界部分も含めさらなる調査・研究の意向を示した。