東京電力は6月17日、福島第一原発事故の収束に向けた工程表の改訂版を発表した。新工程表には作業員の放射線対策と医療体制の整備が盛り込まれており、工程評の改定は今回が2回目となる。(参考:福島原発で働く40代男性作業員、心筋梗塞の疑いで入院)新工程表には、作業員の健康管理と放射線対策として、内部被ばく量を測るホールディーカウンターを増設すること、原発内に診療所を新設して24時間常駐する医師の数を増やすことなどが明記されている。今後1ヶ月以内に燃料貯蔵プールを安定冷却し、また来年1月までに原子炉を停止するという当初の目標に関しては改定されることはなかった。