11月頃から冬にかけて乾燥による肌トラブルが起きやすくなり皮膚炎に悩む人が増加してくる。高齢者に多くみられる皮脂欠乏性皮膚炎は2〜5歳の乳幼児にもみられ、ほうっておくと悪化してしまう恐れもあるので注意が必要である。
(参照:ニキビ治療推進委員会が「ニキビ」のアンケートを発表 20代女性の97%に隠れニキビが発覚)
皮脂は外部から菌が入るのを防ぎ、水分が蒸発するのを防ぐ役目があるが年齢や生活習慣・環境で皮脂は減少していく。皮脂が減少すると外部からの刺激に対して敏感に反応してしまい痒くなってしまうことや、ひび割れ、赤みなどがおきてしまう。 高齢者や乾燥肌の人、寝不足・ストレスの多い生活環境の人に皮脂欠乏性皮膚炎の症状がみられる。最近では小さい子どもにもおこりやすいとされ、気付かないうちに掻いてしまうと症状が悪化してしまうこともあるため、毎日のケアが必要である。
肌トラブルを起こさないために、お風呂はぬるめで長時間の入浴は避ける。体を洗う時はこすらず石鹸を泡立ててからなでるように洗う。入浴後はなるべく5分以内に保湿剤を塗るようにする。小さい子どもにはパジャマなどの洋服類の肌触りにも気をつけ皮膚に与える刺激を最小限に抑えることが大切である。