愛知県医師会は子どもの予防接種の取り組みとして、住んでいる市町村だけでなく県内全域のどの医療機関でも予防接種が受けられるように範囲を広域化することを発表した。
(参照:平成26年度「子ども予防接種週間」 土曜日・日曜日・平日の夜間にも対応)
幼児や子どもは予防接種を受ける機会が多いものの、住んでいる市町村が指定した特定の医療機関での受診が定められている。しかし、服用している薬やアレルギーのある子どもを持つ親からの最寄り病院で受けたいという声や、小児科医師から予防接種範囲の広域化の必要性を訴える要望も多く、県内全域のどの医療機関でも受けられるように広域化が検討されてきた。
この取り組みは、愛知県医師会と市町村とが連携し、接種する場合は今までと変わらない。費用は県国民健康保険団体連合会が一括して住んでいる市町村へ請求することとなる。
三重県や長野県、石川県などの他県でもこの取り組みは行われているが、人口が多い都市では初めての試みとなる。
4月1日からの開始を目指しているが、名古屋市は間に合わないことが予測されるため、可能になり次第の開始を予定している。広域化になることにより、安定した接種率向上が期待されている。