大分大医学部付属病院は3日、小児患者の家族が入院や通院の際に宿泊・滞在できる施設「たんぽぽ」を開設し開所式を行った。
(参考:愛知県 小児科予防接種が県内全域のどこでも受けられるように)
滞在施設「たんぽぽ」はゲストハウス「東院会館」に隣接して建てられた2LDKの木造平屋で約60平方メートルの広さの新築である。ベッドは4床あり、台所、風呂、トイレも設置されている。入院や通院の際に宿泊できる他、外泊許可が出た際も利用することが可能である。
利用は最大72時間となり、1泊(18時間以内)の場合1800円であるが、NPO法人「ファミリーハウス由布 BABY MINE」の補助があるので実質1000円の負担で利用できる。18時間以上の利用の場合は、1時間につき100円かかる。
開所式では約50人の小児科医らが立ち会い、野口隆之病院長は「自宅に帰れない患者のためにも家族ですごせる場としたい」とコメントし、付き添う家族の負担軽減だけでなく、治療を頑張る小児患者のためにも有効活用できる場となった。