6日に発表されたアメリカ心臓協会(American Heart Association)が作成した女性のための心臓発作予防の新ガイドラインによると、男性よりも女性の方が心臓発作を起こすリスクが高いことがわかった。
(参照:マルチビタミン その効力に米国研究者らが言及)
Photo:Riverside Park/Hudson River stroll – 11 By Ed Yourdon
米国では約80万の人が毎年心臓発作を起こしているといわれており、半数以上が女性であることがわかっている。さらに、心臓発作による死亡ケースの6割は女性であり、男性よりも女性の方が心臓発作を起こすリスクが高い。
女性が男性よりも心臓発作を起こすリクスが高くなる要因としては、妊娠中の合併症、避妊ピルの使用、ホルモン補充療法、体調の変化による偏頭痛などが上げられる。さらに男性と同様に高血圧や喫煙、糖尿病も女性にとってもリスクを高めることになる。
心臓発作予防のための新ガイドラインは、医師や産婦人科医へ心臓発作へのリスクや治療などの指針についても表記されており、子癇前症(しかんぜんしょう)や妊娠中の高血圧症などの疾患経験のある場合は検査が必要となることや、避妊ピルを使用する患者へは高血圧の検査や禁煙をするようにすすめるなどの対応措置が必要と記されている。