日本医師会では医療事故や医療紛争などの本質的な問題に適切に対処していく人材育成のための講座「医療安全推進者養成講座」の受講希望者の募集をしている。
(参照:田村厚生労働大臣が国立がん研究センターを視察)
imag from 平成26年度 日本医師会・医療安全推進者養成講座
急激に進歩する高度医療や多様化する患者のニーズに伴い、患者の安全確保が課題となっている。医療機関において適切な安全管理を行う人材を育成するため、平成13年に本講座が開設となった。
当初紙媒体による通信教育だったが受講者の要望やニーズに応え、平成18年度からパソコンを使用したe-learning方式に変更となり、本年度もe-learning方式を採用している。 受講対象者は現在医療機関や福祉関連施設に従事する職員、都道府県医師会、郡市区医師会の苦情・相談受付窓口業務担当者などである。ホームページの閲覧、E-mailの使用、動画の視聴などが必要となるためインターネットを使用できる環境が必須となる。
講座内容は医療安全対策、医療コミュニケーション、事故防止職場環境、医療事故事例の活用と無過失補償制度、医療事故の分析手法、医療施設整備管理、医薬品安全管理、医事法学概論、医療現場におけるコーチング術となり、10月には受講者を対象とした講習会も開催される予定である。
受講時期は4月15日から平成27年3月31日の1年間となり、1ヶ月に1教科の割合で進めていく。受講者は全教科受講終了後に条件を満たした受講者のみ「医療安全推進者養成講座修了証」が発行となる。 申し込み、募集の詳細や年間スケジュール、費用などは日本医師会の公式サイトから確認することができる。
【概要】
「医療安全推進者養成講座」
申込み手続きの期限:平成26年3月14日(金)まで
受講期間:平成26年4月15日〜平成27年3月31日
受講料等:受講料は年間30,000円(税込)
募集人員:1000名