岐阜県にある大学へかよう大学生達を対象にストレスに関するアンケート調査を実施したところ、「相談できる友人がいない」と応えた学生ほどストレスに対して弱い傾向がみられた。
(参照:受験うつ 7割がうつに出る症状を自覚 放置すれば悪化する恐れも)
Photo:Gifu University Hospital 岐阜大学病院 By Yuya Tamai
岐阜大学、岐阜薬科大学、岐阜聖徳学園大学、岐阜医療科学大学、中部学院大学の「県大学保健管理研究会」に参加している5大学に通う学生約6000人を対象に2013年4~6月に調査。アンケート内容はストレス耐性に関す項目と学生生活に関する項目に分かれ、それぞれどのくらいあてはまるかの回答をしていく。その結果、「相談できる友人がいない」と応えた学生や酒・たばこなどを好む学生はストレスに弱い傾向があることがわかった。学部別では医学系の学生は比較的ストレスに強いことがわかった。
調査データから岐阜大学の西尾彰泰准教授は、「友人関係が学生生活で重要であることの裏付けとなった」と分析し、ストレスに強い特徴を見つけて行くことで精神疾患などで学生生活が困難になっている学生へのサポートや、データの蓄積から、病気にかかる可能性が高い学生を見つけることで支援をしていきたいとしている。