埼玉県が導入している地域医療ネットワークシステム「とねっと」が2012年7月の開始から今年2月までに参加医療機関が100施設を突破し、質が高く円滑な地域医療が進められている。
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img from とねっと
「とねっと」はNTTデータが構築した地域医療ネットワークシステムで医療機関が互いに情報を交換・共有していくことで患者へ質の高い医療の提供を目的としている。開始当初は「埼玉利根保健医療圏」に参加する行田市や加須市などの9市町が医師や看護士の不足や医療施設数や資源不足の問題を解決するために構築。参加医療機関で情報を共有や、慢性疾患患者への治療計画、さらに患者は事前に「とねっと」でかかりつけ医カードの申請をしておくと、救急などで搬送される際に患者情報を参照することができるため迅速な搬送・処置を行える。
2月時点で参加同意者数が1万7000人以上となり地域医療の認知度が上がってきており、今春、NTTデータは新潟県魚沼医療圏でも同様なシステムの構築を予定している。