14日から15日かけて各地に影響を与えた大雪により、2月16日に行われた看護師国家試験に受験できなかった山梨と長野の看護系大学受験生が約300人にのぼることがわかった。
(参照:医師国家試験の見直しへ)
試験は東京、愛知、大阪、広島など全国の11都道府県で16日に実施。大雪による交通機関の影響で、各大学では試験などの開始時間を繰り下げるなどの措置をとったが、とくに雪の影響を受けた山梨県や長野県では交通機関のまひなどにより山梨県では約250人が、長野県では約50人の受験生が会場へ向かえなかった。
すでに医療機関での内定が決まっている学生もおり、長野県では県教育委員会が20日に試験を実施した関東・中部地方の39大学へ再試験の実施の要望依頼文を送付。阿部守一長野県知事は厚生労働省を訪れ、再試験実施の要望を伝えた。厚生労働省では再試験や合格発表を含め調整を進めていると思われているが、再試験日程はまだ決まっておらず、学生や学校関係者からは不安な声が上がっている。