厚生労働省の統計によると、2006年(平成16年)での産婦人科医は10,163人(2002年度比較△455人)、婦人科医は1,562人(2002年度比較+196人)というデータが有ります。
因みに男女比でいうと産婦人科(産科医、婦人科医を含む)女性医師は約2割の状況のようです。
女性医師の産婦人科希望の場合
産婦人科医不足が問題となっていることからわかるとおり、極度のプレッシャーの中で尊い命を扱う産婦人科という科目の大変さが伺えます。
面談するお子さんがいる先生達の中でも、産婦人科医として働きたいというという希望が有っても、やはり当直や命を預かるという精神面の負担から、非常勤の婦人科検診、婦人科外来を選択するしかないとういう相談を受けます。
こういった場合やはり家族のサポート無しにはなかなか難しい問題だと感じる事が多々あります。確かにベビーシッターサービス、24時間体制の保育施設完備の医療機関など整いつつありますが、自分の立場で置き換えた時に子供の成長期を直接実感したいと考える女性が多いのは当たり前の事だと思います。
キャリア形成のため、または子供のためなどご家族と相談しながら進めて行く場合が多い様です。
婦人科非常勤お医者さんの現状は?
婦人科非常勤の求人傾向は医師からの応募も多く、また内容は婦人科外来(一般外来、健診後の精密検査、経過観察、診察業務)、妊婦健診、予防接種、婦人科検診(問診、内診、子宮細胞診、頚膣エコー、HPV抗体検査)等です。最近では婦人科検診の中に乳房触診が含まれているため、曜日や時間がマッチしていてもその部分で敬遠される状況も有ります。
また近年の傾向ですが、婦人科検診が推奨され始めたため、婦人科検診の非常勤案件が増加傾向にあり、やはり女性医師が居るというサービスとしての方針、受診者からのニーズのため女医指定で求人依頼を頂きます。女性医師を必要としている医療現場は多かれど、婦人科ほど特筆して女性医師の重要性を如実に示す科目もないかと思います。
女性医師+婦人科という強み
女性医局では女性の婦人科医が必要とされる傾向から、多岐に渡る医療機関からの求人案件を多数取り揃えております。特に都内クリニックなどは案件も多く、非常勤に加え婦人科検診のスポットアルバイト求人も非常に多い状況です。曜日、時間などに加え、婦人科内容の条件からななかなか見つからないという先生はぜひ女性医局へご相談ご登録下さい。
~女性医師のキャリアを応援する女性医局のコーディネーターコラム~
女性医局のコーディネーターコラム記事
- ・【第一回転職コーディネーターコラム】「専門医を取得していないので、、、」女医先生のお悩み!
- ・【第二回転職コーディネーターコラム】案件はタイミング?!眼科・コンタクト外来非常勤の場合
- ・【第三回転職コーディネーターコラム】知らない土地へ転勤!不安解消のための紹介会社活用方法
- ・【第四回転職コーディネーターコラム】医師のヒアリング面談とは?時間はどれくらい?
- ・【第五回転職コーディネーターコラム】転職の時期、やっぱり4月入職が多い?