先月、米国の疾病対策センター(CDC)が配信したメールマガジン”CDC Around the World of This Week”において、2013年に風疹が流行したワースト3カ国のうちのひとつが日本であった。他2国はポーランドとルーマニアである。
(参考:厚生労働省が風疹の流行は減少傾向と発表)
Photo:とらちゃん寝てる By yto
CDCは全ての子供が風疹の予防接種を受けるよう呼びかけている。日本では2013年の風疹患者数が1万4,357人であり、他の年よりも急激に増加していた。さらに、妊婦が風疹に感染すると胎児の心臓、目、耳などに障害が出る先天性風疹症候群(CRS)が起きることがある。おととしからの風疹流行により先天性風疹症候群になった赤ちゃんは全国で43人。東京都ではつい先週に1人先天性風疹症候群であったことがわかっており、今後もさらに増えるのではないかと懸念されている。世界では10万人以上の先天性風疹症候群患者がいるといわれている。
6年後までに風疹流行をなくすことを目標として厚生労働省では予防含め対策を進めている。女性子どもだけでなく、とくに男性へも予防接種を受けるよう呼びかけています。