14日、浜松医科大学は大学院生の男性(30)が患者個人情報の含まれる臨床検査データを漏えいさせたと発表。患者へは謝罪を行い今のところ被害報告はあがっていない。
(参照:厚生労働省 患者の個人情報資料を傍聴者へ配布 謝罪・回収へ)
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4日、男性は研究会の発表資料に使用するために115名の年齢、性別、治療状況などの個人情報が入ったデータを自身のパソコンにいれて病院外へ持ち出した。しかし翌5日に男性が体調を崩したため研究会を別の大学院生に交代してもらうためデータを電子メールにて送信したところ、アドレスに誤りがあり別の第3者に送信してしまったという。
データにはExcelファイルでパスワード設定はされておらず、漏えいに気付いた指導担当医師が誤送信先に削除依頼を連絡。先方からは削除したとの報告がされた。浜松医科大学は今回の漏えいについて13日に文部科学省と総務省へ報告を行い、患者へは事情の説明と謝罪をした。
浜松医科大学では、個人情報の管理の徹底をするとともに、全ての職員、学生に注意喚起し再発防止につとめるとしている。