宮崎県は28日、災害派遣医療チーム(DMAT)と連携し救護活動にあたる災害医療コーディネーターを医師12人に委嘱した。
(参照:東日本大震災 日本医師会災害医療チーム派遣)
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災害医療コーディネーターは、大規模な災害時に医療チームの派遣調整や医療機関への受け入れ調整、災害医療連携に対する助言や状況に応じた医療体制構築への助言などを行う医師である。宮城県では災害医療コーディネーターの制度を導入していたこともあり東日本大震災の際に迅速でより的確な救護活動が行えたことから各都道府県で導入の検討が進められてきた。災害科学国際研究所が2013年度に調査したところによると17都県ですでに導入、20県が導入の準備中で2県は導入の検討中という回答となった。
宮崎県では県庁で委託式を開催。河野知事は災害派遣医療チームとの連携につなげてほしいと話すとともに、医師たちに委託状を渡した。委託を受けた宮崎大付属病院の落合秀信医師は、災害医療への強化へ強い意気込みとともに平時から連携を図っていく意向を見せた。