九州大学病院がんセンターは、手術後のがん患者が在宅医療をする際に役立つ最適な医療機関を紹介する「がん医療・がん在宅医療ガイドブック」を出版した。今回は第一弾として福岡版のガイドブックとなる。
(参照:がんサロン 悩み語り合うだけでなくおしゃれや音楽療法も)
img by 九州大学病院
手術によりがんを摘出するとその後、放射線や抗がん剤などの治療をすることとなる。がん患者や家族にとっては、手術後も専門的な治療が続くこととなる。また現在の高齢化社会において独居のがん患者の高齢者も増えており様々な不安がでてくる。そういった方へ九州大学病院がんセンターは、最適な医療機関を探せるようガイドブックを作成。
ガイドブックは約30人の九州大学病院がんセンターはじめ医師会や県の担当者が編集委員として作成にあたった。がん治療や現在の先端医療について、精神的なサポートについて、患者や家族をサポートする施設やセンターなどの説明とともに、福岡地域の病院などの施設を掲載している。約2100施設へアンケートし在宅サービスを調査。今回の福岡版では一般病院や末期がん患者を受け入れる療養型病院や緩和ケア病棟、24時間対応訪問看護ステーションなど17市町にわたる約400施設を紹介している。
がんの在宅医療に特化したガイドブックはこれまでにあまりなく、2014年度は筑後版、翌年には北九州・筑豊版の発行を目指し進めている。
「がん在宅医療、行くならここ」〈福岡版〉
価格:2000円(税別)
出版社:図書出版木星舎