鳥取県米子市にある山陰労災病院は、老朽化に伴い増改築を進めており、産婦人科と小児科が入る南棟が完成した。診療開始日は小児科が4月14日から、産婦人科が21日からとなる。分娩については出産予定日が今年6月1日以降の患者からとなる。
(参照:2004年の流行を上回るペース。風しんで胎児障害が11人目と発表)
産婦人科と小児科は鳥取大学医学部からの要望もあり開設に取り組んでいた。鳥取県西部地域において分娩に対応している医療機関は鳥取大学医学部附属病院及び5つの施設で対応している。山陰労災病院では今後中核医療機関として鳥取大学医学部附属病院と連携をとり、地域医療に力を入れていく。
開設された南棟は2階建てとなっており、病床数は産婦人科16床、小児科は6床を設置。その他外来や分娩室などがある。医師数は小児科には3人、産婦人科も今夏までに3人体制を整えていく予定である。産婦人科と小児科は、医師育成の場としても活用をしていくとしている。
6日には式典と内覧会が行われ約30人の関係者が出席。山陰労災病院の大野耕策院長は地域医療へ取り組んでいく意向を語った。