日本てんかん協会県支部代表である河合利信さん著書のてんかん患者やその家族へ向けメッセージ本「てんかんは親からの宝物だった!」が5月1日より発売となる。
(参照:てんかん治療の見直しを 難治性てんかん患者は外科手術で根治可能。)
河合さんは1歳半の頃にてんかんの発作を発症。中学生の頃は通院のために親元を離れて暮らしていた時期もあった。てんかんへの偏見などによりつらい経験もしたが、病気に向き合えたのは両親のおかげだと言う。発作がおきるとすぐに駆けつけてくれた両親がいてくれたからこそ病気を自分のバネにすることでき、強く生きていくことを心に決めた。
2011年、2012年にてんかんによる事故が報道され「てんかん」という病気だけが先走っていることに不安を持ち、治療できる病ということを知ってもらいたいと本を書き始めた。著書を両親に見せたかったという河合さんだが、河合さんのお父さんは8年前に亡くなっておりお母さんは今年1月に亡くなった。両親からしてもらったことなどを同じ病気で苦しむ人へ還元して行きたいと著書には自身の半生から同じ病気で悩む患者やその家族へのメッセージ、そして長年支えてきたくれた両親への感謝の言葉が書かれている。
現在、河合さんは42歳で手術を行って以来てんかんによる発作は起きていないという。
「てんかんは親からの宝物だった!」
発売日:2014年5月1日
価格:1200円(税別)
出版社:文芸社