大手医薬品メーカーの中外製薬は7月5日、糖尿病の治療薬SGLT2阻害剤「CSG452」の海外での販売および開発の権利が、親会社のロシュより返還されたと発表した。
(参考:米食品医薬品局、乳がん治療薬にアバスチンの効果を認めず)
今回、販売および開発の権利が返還されたのは、ロシュが開発医薬品の優先順位を見直したためで、中外製薬は今後同薬品の海外での開発や販売について見直すこととなった。国内では依然として2013年の承認申請を計画しているものの、今回の権利返還により海外での申請は不透明なものとなった。