厚生労働省は14日、平成25年度にハローワークを利用して就職した障害者が77,883人と、4年連続で過去最高を更新したことを発表した。
(参照:世界自閉症啓発デー 東京タワーがライトアップ、さらにシンポジウムも行われた。)
Photo:Wheelchair By zeevveez
この就職件数は平成24年度の68,321件から大きく伸び、4年連続で過去最高を更新。さらに精神障害者の就職件数が身体障害者の就職件数を初めて上回る結果となった。一方で、解雇者数は平成24年度は1,539人だったのが平成25年度は1,248人と減少傾向だった。
就職件数が増加した要因としては、平成25年4月1日より法定雇用率以上の割合で障害者を雇用する障害者雇用率制度において、民間企業が1.8%から2.0%、国、地方公共団体等が2.1% から2.3% 、都道府県等の教育委員会が2.0%から2.2%に引き上げになったことが考えられる。
産業別でみると医療や福祉関係が最も多く、その次に卸売業・小売業、製造業と続いている。職業別では運輸・清掃・包装等の職業が多く、事務的職業、サービス業と続いている。割合としては身体障害者が事務的職業、知的障害者・精神障害者については運輸・清掃・包装等の職業が多かった。