26日、日本病院会は救急指定病院を対象にした救急車利用有料化についての調査結果を発表。有料化に約半数近くが「賛成」という回答だったことがわかった。
(参照:岩手医大病院 文部科学省が支援「テレビ会議システム」で患者負担軽減へ)
Photo:Japanese Ambulance and Fire Engine By ~ PaulG ~
調査は2013年7月〜11月に実施。救急指定病院1759病院のうち654病院から回答を得ることができた。救急車利用有料化について、最も多い回答だったのは「どちらかといえば賛成」で31.8%、「賛成」の回答は14.4%で賛成意見は2つ合わせ46.2%と半数近くにのぼった。「反対」と回答したのは13.8%、「どちらかといえば反対」が15.4%と29.2%の約3割が否定的であるという結果となった。また、10~12年度の3年間での時間外救急外来患者の年代については、14歳以下の子どもは減少傾向であるが65歳以上の高齢者が増加傾向であり、2012年の時間外救急外来患者のうち5人に1人が小児、3人に1人が65歳以上という結果となった。
救急車利用の有料化についての調査は日本病院会で初めてとなったが、救急医療委員会委員長である前原和平氏は「賛成意見が意外と多かった」とコメントしている。