厚生労働省は26日、各自治体へ熱中症予防の普及啓発・注意喚起を行った。気象庁でも熱中症に関する情報を提供するウェブサイトを開設し、20日から「高温注意情報」の発表を開始した。
(参照:麻疹 海外旅行による感染患者数が急増)
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気象庁の高温注意情報は当日または翌日の最高気温が35度以上と予測された場合に発表となる。さらに気温予測グラフを掲載し、平年よりも平均気温がかなり高い場合は異常天候早期警戒情報も発表していく。熱中症による被害はすでに報告されており、29日、神奈川県南足利市の小学校では運動会の練習中だった女児が熱中症の症状を訴えたため病院へ搬送された。その後、男児2人も相次いで同じ様な症状を訴えたため病院へ搬送。現在、3人とも容態は回復している。
厚生労働省では熱中症予防の普及啓発・注意喚起を行うとともに、熱中症対策について書かれたリーフレットも配布している。外出時はもちろんだが室内でも熱中症になることがあるため、温度調節やこまめな水分補給など注意が必要である。