健康保険料の用途 知っていたのは2割程度と認識の低さ浮き彫りに

健康保険組合連合会(健保連)が2月に行った調査によると、健康保険料の用途を知っている人は2割程度という結果となり認知度の低さが浮き彫りになった。これを受け健保連は今月2日、健康保険について周知を図るため「あしたの健保プロジェクト」のウェブサイトをオープンした。
(参照:現役世代の負担軽減を 健康保険組合連合会らが高齢者医療制度の見直し要望書を提出

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image by あしたの健保プロジェクト

健保連は今年2月、30代〜50代の加入者と全国の60代、70代の人を対象にアンケートを実施。1000人の有効回答から調査結果を発表。調査によると保険料の使い道を知っていたのは28.8%と少なく、とくに30~50代の現役世代においては2割程度だった。60代、70代でも半数に満たなかった。その一方で少子高齢化や医療の発展により、医療費が増大していることについてはどの年代においても7割以上の人が「改善が必要」という意識を持っていることがわかった。

健保連は国民皆保険制度を維持していくため、国民一人ひとりが健康保険について理解し改善の声を発信することを目指したウェブサイト「あしたの健保プロジェクト」を開設。健康保険の基本から保険料のシミュレーション、対談やコラムなどを掲載し周知を図っていく。

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