新潟県は18日、医師不足や地域偏在を解消するための県外医師誘致強化促進事業を開始した。この新しい取り組みによって、各医療機関が県外医師を雇用するための人件費や研究活動費の補助を受けることができる。
(参照:県内初 栃木市が「けんしんパスポート」を配布)
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この事業では県外からの医師の事務作業を補助するスタッフの雇用の人件費を月25万6千円を上限に補助し、医師の負担軽減を図る。さらに、医師が取り組む研究活動においては年間30万円を上限に補助。専門書の購入費用や学会参加費用などが含まれる。雇用契約解除に伴う補助金の返還は、県外から雇用した医師との契約が1年未満で解除された場合、それを報告したのちに生じる。
補助金交付による詳細や交付申請書は新潟県の公式サイトで確認することができる。現在は対象となる病院の募集を行っており、県医師・看護職員確保対策課ではこの制度を県内・県外の医師らに広く知って欲しいとしている。