更年期障害とは一般的に、40代後半から50代くらいの女性の閉経に伴い身体的や精神的に多くの症状があらわれるというもの。しかし、近年では20代、30代で更年期障害になる若年性更年期障害に悩む女性が増えている。
(参照:激しい回転性めまい 女性のメニエール病患者が増加)
Photo: 更年期 By r-yang
更年期障害は加齢に伴い女性ホルモン「エストロゲン」が減少することにより発症。初期症状としては生理不順、不眠、イライラ、のぼせたりほてりがする、異常な発汗などがあげられる。ホルモンバランスの乱れやストレスだけでなく、自己免疫疾患や染色体異常、抗がん剤治療を受けた人も若年性更年期障害になることもある。過度なダイエットは生理が止まることもあるが、体重が戻れば自然と生理も再開することが多い。しかし、3ヶ月以上生理がこない場合は婦人科への受診が必要と考えられる。
最近イライラする、顔がほてる、息切れや動悸がする、生理不順が激しく月経量が多くなり日数が短くなった、大人ニキビができる、手足の感覚が鈍く感じるなどの症状を感じたら、単なる疲れやストレスと自己判断せず婦人科へ一度受診をすることが望ましい。