東芝は15日、在宅医療や介護に向けたソーシャルネットワーキングサービス(SNS)の開発を発表した。このサービスはスマートフォンに話しかけた音声をテキスト化し、共有できるというもの。30人の利用者に対し月額約3万円を予定しており、9月から国内にて販売する見通し。
(参照:日立製作所 要介護者情報を共有するクラウドソリューションを提供)
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本SNSは、在宅医療や介護の現場において看護師や介護士が診療や介護の情報を共有し効率化を図るのがねらいである。患者がスマートフォンに話しかけたりすることによりその音声をテキスト化して保存する。記録時間や場所も同時に記録され、セキュリティが確保された専用のSNSで共有するこができる。
これまでは医師や看護師、介護士が患者宅にあるノートなどに症状などを記入していたが、このSNSだとリアルタイムに情報を共有できる。さらに、自動でテキスト化してくれるためより細かな情報も記録することができ、現場での情報共有の効率化につながる。東芝では今後、時刻や場所、治療、介護など重要と思われるキーワードを活用したデータ分析サービスの展開も視野にいれている。