29日、鳥取県東部に位置する鳥取市末広温泉町の鳥取生協病院で、高校生を対象とした「一日看護体験」が行われた。体験に参加したのは県東部・中部にある6校の1〜3年生約20人。鳥取医療生活協同組合が看護師に興味がある学生に役立ててもらおうと毎年春と夏に開催している。
(参照:三重・島根 中学生が心肺蘇生法とAEDの使い方を学ぶ)
Photo:nurse By ReSurge International
高校生らは当日、入院患者の入浴の介助や車いすの使い方、体が不自由で入浴ができない人の洗髪の仕方について実際に体験しながら学んだ。高校生らは白衣に着替え、看護師からアドバイスを受けながら現場の仕事を実践。車いす利用者の介助体験時は、乗る人と押す人に分かれ転倒しないようにすることや足置きに足を必ず乗せるなど細かい箇所までアドバイスされた。看護師を目指している学生からは、「仕事内容がわかり勉強の励みになる」と体験で学んだことを振り返った。
鳥取医療生活協同組合による看護師体験は8月にも東中部、西部地域にて行われる予定である。