公益社団法人日本看護協会は14日、看護職員の就労・復職をサポートするナースセンターの登録データの分析結果を発表。看護師の倍率がここ10年で3倍超えとなっており、40代以上の求職者が増加していることがわかった。
(参照:国際親善総合病院 5人の常勤医が1人に 産科医不足で分娩休止)
Photo:Ward for inpatients. By MIKI Yoshihito (´・ω・)
ナースセンターでは、看護職の職業紹介事業や復職支援事業などさまざまなサポートを行っている。報告内容は2012年度の登録状況のまとめであり、ナースセンターの求人倍率は10年間で2.7倍に増加。看護師は3倍を超える結果となった。40歳以上の求職者も増加傾向となっており、非常勤や臨時雇用を希望する人が半数近くとなっている。さらに年齢が上がるとともに就職希望場所として病院への求職者は減少傾向である一方、介護保険施設を希望する人が増加傾向。60代では約半数の人が介護保険施設を希望している。常勤を希望する人は減少傾向で、非常勤や臨時雇用を希望する人が半数近くにのぼり、病棟での業務よりも外来を希望する人が半数以上となった。