夏休みシーズンになり海外へ旅行する人も多いはず。厚生労働省では海外旅行先での感染症への注意を呼びかけており、予防には十分な準備が必要である。旅行先によって感染症対策は様々。予め予防接種ができるものは受けておくのが一番であるが、ワクチンがないものもある。
(参照:エボラ出血熱が西アフリカで拡大 死者603人に)
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東南アジアや中南米ではデング熱の感染者が増加している。デング熱はワクチンや治療薬がないため痛み止めなどの処方となる。最近では旅行前に受診する人が多くなり注目されているのが「トラベルクリニック」である。海外旅行の際に旅先の感染情報を手に入れたり必要な予防接種を受けたりすることができる。また服装や虫除けなどの具体的な対策も教えてくれる。さらに、トラベルクリニックでは現地の医療機関も紹介してくれる。旅先で体調不良になり病院に受診する際、保険制度や言葉の壁で大きな不安がある。予めそのときの対処法、病院などを決めておけばいざというときに安心である。
ワクチンによっては複数回接種する必要があることもあるため、出発の1ヶ月前には一度受診するのがベストである。