眉やアイライン部分の皮膚に色素を入れる「アートメーク」。化粧をしなくてもよく、洗っても落ちないため女性からの人気が高い。しかし、このアートメークを違法で施術する業者が増えており、国民生活センターでは注意を呼びかけている。
(参照:忙しい女性の味方 アイコールシステムのある皮膚科専門クリニックが開院)
Photo:Attention to Detail 2 By TMAB2003
アートメークの施術は医師免許を持つ人しかできない。しかし、エステ業者などで医師免許のない人が施術するケースが多発している。気軽に眉やアイラインなど一部だけアートメークにする女性が増えているが、その一方で国民生活センターへの被害相談も増加している。相談の中には目の痛みや肌の腫れが引かないなど重症化しているケースもある。
今年5月には熊本県の施術用機器販売業者が薬事法違反容疑で逮捕された。この業者はインターネットを通じ、無許可で全国の74人に販売していたという。気軽にできてしまうアートメークだが、国民生活センターは、皮膚に針で色素を入れる施術は入れ墨と同様であり施術を受ける際は医療機関へ行ってほしいと注意を呼びかけている。