日本最大級の口コミ病院検索サイトなどを運営している株式会社 QLife(キューライフ)が、インターネットを通じて痔の治療に関する調査を行ったところ、痔の受診率は僅か4割程度にとどまることが7月12日判明した。回答数は5779件。(参考:検索キーワード【女医】は順位を下げる、病院検索サイト「QLife」8月の動向)
痔の疾患に関しては「見られる恥ずかしさ」や「知られる恥ずかしさ」を抱いている人が多く、また特に女性にはその傾向が強かった。
ただし、痔の受診率は40%程度と低水準にとどまったものの、実際に治療を受けた人の治療に対する満足率は60%だったのに対し、不満足率は15%程度で、満足率は比較的高い水準にあることがわかった。また、痔の経験者のうち最も多くの人が経験した痔の種類は「裂肛(切れ痔」でおよそ50%、それに「痔核(いぼ痔)」が 40%で続いた。「痔ろう(あな痔)」の経験者は10%弱にとどまった。
この調査結果に対し社会保険中央総合病院副院長で大腸肛門病センター長の佐原力三郎氏は、患者のニーズに沿った治療に取り組むことが重要であると話している。
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