日本産科婦人科学会の発表によると、おととし2012年に行われた体外受精は初めて30万件を超え、3万8000人近くの子どもが産まれた。体外受精が増えた理由について専門家は、30代半ば以降の夫婦が増えたことが関連していると指摘している。
(参照:体外受精 事実婚も可能に 増える事実婚に対応)
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日本産科婦人科学会の報告では、2012年の1年間に行われた体外受精は32万6426件で30万件を超えたのは初めてだった。さらに、体外受精により産まれた子どもは3万8000人近くとなり、こちらも過去最多となった。前年と比べると体外受精は5万6000件増加、産まれた子どもは5500人近く増えており、27人に1人が体外受精で産まれていることになる。体外受精を受ける女性は30台後半から40代前半に多くみられる。
近年では女性の社会進出・活躍が増えており晩婚化も珍しくない。専門家によると30代半ば以降の夫婦が増えたことが体外受精が増加した一因でもあり、女性が仕事と家庭の両立・出産や子育てをしやすい環境づくりが必要であると指摘している。