子どもが中学・高校生くらいになってくると、勉強やテレビを見ることに時間を費やすようになり、夜更かしをするケースが増えてくる。しかし、この思春期の夜更かしが太りやすい体をつくる可能性があるとアメリカでの調査で明らかになった。
(参照:肥満症は2300万人超え 肥満でなくても注意)
Photo:Obesity in children By Joe_13
米コロンビア大学の研究報告によると、思春期に夜更かしや睡眠不足だった人は大人になったときに肥満傾向にある人が多いということがわかった。調査は1万人以上を対象に実施。1995年に16歳だった子ども達が6年後の2001年にどのようになっているか、睡眠時間と体重の変化を分析。その結果、平均睡眠時間が6時間未満の子ども達は8時間以上の子ども達に比べて肥満傾向が20%高かった。調査では食べた物については分析されていないため、今後さらなる研究が必要とされている。
思春期にはファーストフードやお菓子なども考えなしに食べがちだが、これらももちろん肥満へつながるため、将来の健康のためにも子どものうちから8時間以上の睡眠と食生活への配慮に気をつける必要がある。