厚生労働省の調査によると、全国の65歳以上の高齢者の数は3079万人であり、そのうち認知症患者は15%にあたる462万人に達することがわかった。21日には、都内で認知症患者の食事をテーマとする講演会が開かれ、食の重要性が見直された。
(参照:緑茶カテキン 認知機能改善・がんリスクの低減に期待)
Photo:SAKURAKO goes in to meet her great-grandmother. By MIKI Yoshihito (´・ω・)
高齢化が進み、認知症患者も増加傾向となっている。9月21日には、認知症への理解を支援を呼びかける「世界アルツハイマーデー」として各地で啓発活動が行われた。都内で開かれた講演会では「食事」の重要性をテーマに歯科医師も登壇し、認知症の人が食べることへの意欲をもつことは生きることへつながると話した。
高齢者のうち、85歳以上になると40%以上の人が認知症と診断されており、認知症は年齢を重ねる毎にリスクが高くなる病気である。介護者が目を離したすきに患者が徘徊して事故に合ってしまったり、送りつけ商法や投資などの詐欺で多額のお金を支払ってしまったりといったトラブルは毎年多数報告されている。
研究では、有酸素運動や脳トレなどのゲームが予防に効果的であることがわかっている。年齢的に大丈夫と思っても、認知症は発症の20年前から始まっていると言われている。認知症の治療薬はなく、日々の生活で予防していくことが重要となるため壮年期から対策をしておくべきだろう。