昭和大学歯科病院は7月16日、約1万3000人分の患者の氏名や受診日などのデータが入っているUSBメモリを紛失したと公表した。今のところ、個人情報が悪用されているという報告は入っていないという。
同大学の発表によれば、メモリは事務室に保存されており、持ち出しは禁止となっていたが、今月11日に同病院の職員がデータの入力を行おうとした際にUSBがなくなっていることに気づいたという。事務所は夜間は施錠されていた。
メモリには2006年4月以降に病院を訪れた患者のうち、受診料を支払っていない人のデータが入っており、その多くは名前や受診日などだが、一部の患者については住所や生年月日なども記載されている。同大学は患者に対しお詫びの文書を送るとともに、今後、病院事務部でのUSBメモリを原則使用禁止とするとした。